よねにっき

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へーべ


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へーべ(Hebe)

オオバコ科 常緑低木 高さ20~120cm程度

房状の美しい花をつける

和名 トラノオノキ

 

 

名前の由来

  • 名前の由来はギリシャ神話の女神「へーべー」から。若さや美しさ、青春を司る女神。
  • 小惑星の名前にもなっている。火星と木星の間の小惑星帯に位置する。
  • 和名の「トラノオノキ」の由来は、花が房状で虎の尾に似ているかららしい。「トラノオ」という植物もあるが、こちらは名前が似ているだけで別の科の植物。*1

 

生育環境

  • 暑さ寒さに特別強いわけではなく、直射日光や湿気も苦手。この特性はニュージーランド原産だかららしい。*2
  • なので高温多湿な日本の気候だと育てづらいとされているが、なぜか私の家ではメチャクチャ元気である。私の家、ニュージーランド疑惑。
  • どうやら、私の家における「乾燥しやすく風の多い立地」が功を奏しているようで、これなら直射日光さえ当てなければへーべに適した環境になる。なるべく原産地の気候に寄せた環境にすればうまく育つようだ。
  • 生育環境さえクリアしてしまえば、病害虫もあまり寄り付かないので一気に育てやすくなる。私が購入したのは一ヶ月以上前だが、いまだに病害虫はついていない。

 

品種について

  • 花は小さい花がたくさん集まった房状で、紫や白、ピンクなどがある。私が購入したものは紫。
  • 品種も数多くあり「グリーンフラッシュ」は白い花、「ハートブレイカー」は葉がピンクがかった斑入りになっている。ハートブレイカーは他の品種に比べて、日本の高温多湿な気候にもやや耐性があるようだ。
  • 私が購入したものは鉢に特に何も書かかれていなかったので、ごく普通のへーべだと思われる。

 

葉の形について

  • 個人的には、花が美しいのはもちろんだけど、葉の独特さにも注目したい。
  • 葉は斑入りでつやつやしており、新芽の部分は二つの葉がぴったりとくっついて、その部分が割れるとまた新しい葉が出てくる。大豆を割ったらまた大豆が出てきた、というイメージ。
  • こんな植物は今まで一度も見たことがないので、ずっと眺めていても飽きない。紫の花と、斑入りの葉の緑と白のコントラストも美しい。

 

この植物を購入した理由

  • 私がなぜこの花を買ったかというと、大好きなゲーム「デメント」に登場するから。こちらでは「へーべの香水」というアイテムとして登場する。*3
  • ただしほとんど香りのない香水のようで、実際に私の購入したへーべもほぼ無臭だった。何となく植物らしい匂いがするかな?程度。
  • このゲームでは錬金術や魔術が登場するので、へーべを改良してマンドラゴラを造るという記述がある。確かにこのような姿の植物なら、葉の根元に人の姿が埋まっていてもおかしくはないだろう。

 

(2019-07-09 記録)

 

ja.wikipedia.org

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*1:この辺もうちょっと調べる必要がある。そもそも日本には野生の虎がいないので、日本に虎という動物の概念が根付いたあと普及した植物だと思われる。わりと近代に普及した植物なのだろうか?それとも単にトラノオに似てるから?

*2:原産地を南米とするサイトもある。

*3:デメントは面白いけど、ジャンルが「ゴシックサイコホラー」なのでおすすめはしない。